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逆数
電卓に強くなるの公式集206に《逆数》が紹介されています。紹介されている操作法は、
X÷=1=
と示されています。現在の一般電卓ではこのような操作は必要としません。
CASIO
X÷÷==
CASIO以外
X÷=
で逆数になります。
計算例としてあげられている、
36+28÷=1=
は、
CASIO
36+28÷÷==
CASIO以外
36+28÷=
で逆数になります。それでは、÷=1=と操作しないと逆数にならない電卓があったのでしょうか。
電卓に強くなるで推奨される電卓と同じ仕様のCASIOの電卓を用いて計算したところ、÷=1=の操作で逆数になります。しかしながら、この電卓でも、
36+28÷==
と操作すると逆数になります。どうして÷=1=という操作になったのでしょうか。
推測の範囲になりますが、1÷Xという数式を再現するために当時の電卓の定数計算の仕様を基に作られたのではと考えられます。
÷1=の操作方法は、SHARP一般電卓に備わっている《アンサーチェック》電卓で行うと、
36+28÷=
をまず計算し、0.015625が求めまります。
次に、
1=
と、操作すると、
0.015625÷1=
が実行されます。そのため数値が比較となり、比較の結果一致しますからOKを表示します。この電卓では、÷=1=が逆数の手順であるとは言えません。2回の計算を実行しているになります。
#電卓に強くなる
常用対数
log(10)Xで表現される常用対数。関数電卓にはlogキーがそれにあたる。
高校時代の数学の記憶は対数どうしの四則演算、ある数値のべき乗は何桁かという問題をひたすら解いた記憶が残っている。
log(10)100は、10を何乗すると100になるかの意味となる。答えは2となる。

電卓に強くなる(講談社ブルーバックス・絶版)では、一般電卓で常用対数の近似値を求める手順が書いている。
近似値式
222.36×((Xの256乗根−1)÷(Xの256乗根+1))
書籍での手順
X,√キー8回+1÷=2=−1×222.36−=0=
Xを2にしてSHARP10桁の一般電卓で操作した結果は、0.301031412となった。
CASIO一般電卓はこのように操作する。12桁の電卓使用
X,√8回+1÷÷==2=−1×222.36−−0=
答えは0.30103147053
近似値に使われる0.30103に近い。
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