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ここではサインチェンジキー(+/−)キーがある電卓については説明します。
オールクリアキーを押すとご破算状態つまり0になります。この状態でサインチェンジキーを押してみましょう。
SHARP(百均電卓を含む) −0
CASIO,CANON 無反応0のまま。
次に小数点キーを押して、サインチェンジキーを押してみましょう。
SHARP,CASIO マイナス0
CANON 無反応0のまま。
0.0と入力してサインチェンジキーを押してみましょう。
CANONは反応しませんでした。小数点以下すべて0で埋めてサインチェンジキーを押しても無反応でした。
このことから、CANON一般電卓は、0か0のあとに小数点キーを押し、0を1つから入力できる範囲で埋めても、サインチェンジキーは受け付けない仕様だと分かりました。
#CASIO
#電卓
#CANON
#SHARP
#仕様
CASIO一般電卓のメモリ機能はSHARP愛用者がCASIOはダメだと言わしめるメモリの仕様があります。
《
定数計算とパーセントキーを組み合わせ、メモリキーを押すと、メモリキーが=として働いてしまう。
》
構成比計算をする場合、定数計算とパーセントとメモリを使います。メモリには各項目の百分比を累積させ、MRを押すと100もしくは100に近い値になります。
計算例
10+20+30=
÷÷
10%,M+
※非CASIO電卓は÷1つ。
M+を押すと0.27777....が格納されます。M+を押すと余計に計算します。GT付きの電卓なら=押せばと思います。これも連動してしまいます。
この仕様を嫌い、CASIO派欠陥商品だとネットに発信する人もいます。メモリを使った構成比を頻繁に計算する方は、分かりやすいSHARPなどの電卓を使うといいでしょう。
この仕様は欠陥商品ではなく、%キーの仕様によるものです。詳細は別の機会に書くこととします。
#CASIO
#電卓
#仕様
1未満どうしの乗算
12桁の電卓にて次の計算をしてみましょう。
0.888888×0.999999=
答えの表示は、0.88888711111になります。
それでは一端ACを押し、
0.888888×0.999999×10=と操作してみましょう。
CASIO一般電卓ではこのようになります。
8.88887111112
CASIO以外の一般電卓で同じ計算をしてみましょう。このようになっています。
8.8888711111
これは電卓の仕様で、説明書にも触れられていないと思われます。
CASIO一般電卓の場合、このように計算すると、CASIO以外と同じ結果になります。
0.888888×0.999999=×10=
この例題0.888888×0.999999=0.888887111112
になります。CASIO一般電卓は、内部演算で、0.888887111112の値を保持しています。
この内部数値は、=もしくはメモリを押すと電卓表示からはみ出た数値が切捨てられます。
#電卓
#CASIO
#仕様
Amazonの購入者電卓レビューで目を引く記述があった。
(製品)

右シフトキーの仕様が違うという意見だった。
《
例)123,456×113.45=14,006,083 →キー3回 14,006,000にしたくても下3桁の入力をしようとしたら全て消えてしまいます。
×1000すれば使えないことはないのですが、無駄な手打ちが出てきて面倒くさいです。
CASIOではできていてすごく便利だったし、日常で使う機能なだけにすごく残念です。
》
=キーを押した後、右シフトキーを押し、その後が数が追加できるか。CASIOではできるとあった。もちろんできる。
(例)
123,456×113.45=14,006,083.2
右シフトキー3回 140,060
00を置数 14,060,000
手元にあるSHARP電卓でこれを行うと0と表示される。つまり、表示された答えをに対して、右シフトキー操作後に置数キーを押すと、
・数値を追加できる・・・・CASIO,CANON
・表示された数値を消去して新たに数値を置数する・・・SHARP,SHARP系
という仕様がある。電卓の仕様は奥深い。
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#仕様
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#電卓
電卓説明書で《概算表示》という説明がある場合は、電卓の表示桁を超える数値になったことを示す。《オーバーフロー》または《桁あふれ》とも言う。
10桁の電卓において、10桁を超える数値になった場合は、小数点表示とEまたはERRORを表示し、キー操作の受付を止める。
関数電卓では、指数表示となる。表示方法は、1以上、10未満の数値と10の何乗の何乗部分である。
一般電卓は、指数表示は考慮に入れない設計。現在のすべての電卓は上位桁から表示するようになっている。例えば、10桁の電卓で答えが12桁となれば、3桁〜12桁を表示する。
答えが123,456,789,012ならば、E12.34567890と表示される。
小数点表示にしているのは、指数表示とは若干異なり、8桁ならば、ここが8桁、10桁ならば、ここが10桁、12桁ならば、ここが12桁を示している。また小数点表示しておかないと、12桁の数値がそうでないかが紛らわしい。
概算表示となった場合は、小数点の部分を次のように読み替える。
8桁は億を示し、10桁は、100億を示し、12桁は兆を示している。
概算表示には、1つ例外がある。10桁の電卓は、概算表示できるのは20桁までである。計算によっては、20桁を超える計算がある。
10桁の電卓でこのような操作をしてみよう。 1,000,000,000÷0.000000001%と操作した場合である。答えが21桁になり概算表示可能桁を超える。この場合、お手上げを意味する、Eと0を表示する。
オーバーフロー解除
電卓の表示桁を超える数値になると桁あふれ(説明書によってはオーバーフローエラー)と言う状態になる。
概算表示の表示中、置数訂正キーを押すことにより、エラー状態を解除することができる。解除した数値は再び計算に用いることができる。
エラー解除された数値、これはどういった扱いになるのであろうか。
例えば12桁の電卓の場合、答えが12桁を超えるような数値でオーバーフローエラーになった場合、概算表示は13桁から24桁となる。
オーバーフローエラーを解除した場合、表示されている数字は12桁以内の数値である。
試しにお餅の電卓で表示桁いっぱいに9を入力し、その次1を加える計算をしてみよう。ここでは見やすくするため8桁の電卓で示す。
SHARPなどの電卓
99,999,999+1=
CASIOの電卓
1++99,999,999=
操作すると、E1.0000000か、E 1.と表示される。現在の一般電卓はほとんど前者である。後者の表示は主にCITIZENの電卓で起きる。
この時の答えは概算で1億である。次にエラー解除をしてみよう、Eの表示が消えたら、=を押す。すると、どのような表示になるだろうか。
結果は2になる。さらに=を押すと3と=を押すたびに1が加わっていく。結果的に1+1の定数計算と同じ計算になる。
一般電卓は関数電卓と異なり指数表示で持っていないため、オーバーフローの数値は、エラー解消と同時に、電卓の表示桁内の数値となる。
概算表示でも大きな数値を扱いたい場合は関数電卓の登場となる。三角関数や対数などの関数を使う以外にも概算の大きな数値を扱う計算に便利である。
概算計算
オーバーフローした数値は、エラー解除すると電卓表示表示桁以内の数値になる。
小数点を読み替えることにより、乗除算においては、大きな桁の計算も可能である。
乗算においては、電卓の桁数を超える同士の計算は概算にして計算をする。その時小数点は億または兆あるいは京として読み替える。10の何乗としても良い。
除算においても、乗算と同じ手順をとる。注意点は、計算結果が0になる場合があること。
例えば、8桁の電卓でこのような計算をした場合である。
1÷10,000,001
この場合は電卓の小数が表示桁を超えるから、0とみなされる。
これらを注意すると、電卓の表示桁を超える概算計算ができる。
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関数電卓には演算子や括弧の優先順位を自動判定している。よって、数式を入れるとたちどころに答を弾く。
一般電卓には演算子優先判定が備わっていない。入力順に演算する。例えば乗算と加減算が式の中に入っていれば、演算子優先は人側で判断し操作する。
Twitterにこのような式の答えが合わないとあった。
式0.00249×(92×92)-0.1858×92+9.0360
そのまま電卓に入れると正しい答えにならない。手順を工夫する。この場合は式を分割してメモリに格納する。
計算1 0.00249×(92×92)を計算しメモリに格納。
計算2 -0.1858×92+9.0360を計算しメモリに格納。
最後に格納した結果を呼び出す。
1 92×=×0.00249 M+
2 0-0.1858×92+9.036 M+
3 MR
答えは13.01776。
1について、92×=と操作すると、92×92の操作となる。
2について +/-キーがあれば、0.1858を入れてそのキーを押す。
一般電卓も手順を工夫すると、複雑な計算もいける。
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