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円周率は数学に入ると近似値3.14から記号πとなり、文字が入った計算として扱われます。例えば、円周率の半分は近似値1.57とするよりも、2分のπとすればすっきりします。
円周1メートルの回転尺を作るとき直径はいくらになるか、π分の1メートルとしても作図する場合、何メートルになるか分かりませんね。ここで近似値を用いる訳です。
では、円周率を何桁まで使うかになります。普段の生活での物差しはミリ単位です。3.1415926.....と小数第7位まで使ったとして、0.3183098......メートルと求めても、目盛りで測れるのは、0.318メートル、工夫すれば、0.3183メートルまでは測れて作図できます。
0.3183メートルでよければ円周率を3.1416と小数第4位で四捨五入すれば良いでしょう。この直径での円周は0.9999メートル。もう一桁加えると約0.99997メートルになります。100メートルを測定したい場合、100回転させた場合、約99.997メートル。3ミリメートル弱しか違いませんから、測定してもほぼピッタリです。1000回転では、約999.97メートル。約3センチメートルの違いです。
日常生活では円周率の近似値は3.1416として計算すれば十分な精度が得られます。
#円周率

オーム電機電卓 KCL-006
大きなボタンと表示で見やすく扱いやすい12型の電卓。1000円以下で買える廉価帯電卓。キー配列は、ACキーの下が0キーのCASIOジャストタイプに似ています。
安い電卓を求め、100円ショップで販売している、200円から500円で販売されている電卓を買うよりもあと300円追加して、こちらの電卓を選択するのも良いでしょう。何故ならキーの反応が良いからです。キーの反応が悪いとイライラの原因になります。

この電卓の特徴は、パーセントキーがないことです。その代わり消費税キーがあります。日常生活のお金の計算をする使い方ではパーセントを使う機会はそれほど多くありません。ボタンのレイアウトの都合上省いたかもしれません。

またこの電卓は安価な電卓によく見られる置数訂正キーがありません。それを省く代わり、一桁ずつ消していく右 シフトキーが備わっています。この電卓にはそれもありません。
計算中に置数訂正をしたい場合どうしたらよいでしょうか。計算をやり直す必要があるのでしょうか。

キーボードを見るとメモリーキーが備わっています。MRCキーが知数訂正キーの代用として使えます。
MRCキーを1回押すとMRキー(メモリ呼び出し)として働きます。このキーを押すと、現在表示されている数値が取り消されます。メモリに数値が入っている場合はその数値が表示されます。何も入ってない場合は0が表示されます。
呼び出された状態では未確定状態になっています。そこから改めて訂正したい数値を入れます。メモリ呼び出しの使用を用いると、置数訂正キーの代用となります。
代用する使い方は説明書にはありません。メモリ呼び出しの仕様を用いて代用するものです。この電卓お買い求め、置数訂正ができない、計算をやり直すのが面倒と感じられた方もMRCを1回押すだけで計算のやり直しの必要がなくなります。
#電卓
#オーム電機
冬は駅伝、マラソン競技が多く開かれます。1km何分何秒、5km、10kmは何分何秒と実況します。
平均時速はどれぐらいか知りたい場合、時間計算ができる電卓で求めてみましょう。
(例題)
1km2分40秒だった。
式:1km÷2分40秒
速度=距離÷時間の公式で求めます。
電卓の操作
1÷0時間計算キー2時間計算キー40時間計算キー=



2分40秒を入力する場合、0時間計算キー2時間計算キー40時間計算キーと操作します。60進数を用いるため誤差がでることがあります。
手計算でも行ってみましょう。
2分40秒は160秒です。
1時間は60秒×60分で3600秒になります。3600分の160時間と表すことができます。約分すると45分の2になります。
1÷45分の2、分数を伴う除算は、1×2分の45と分子と分母を交換(逆数)しますから、45÷2となり22.5が求まります。
#電卓
#CASIO
#マラソン
#駅伝
#速度計算
#時間計算
1光年、真空中において光が1年(365.25日)かかって進む距離。約10兆キロメートル。さて、ここまで行くのに何年かかるでしょうか。
光の速度が秒速299792.458kmですから、乗り物の秒速が分かれば、乗り物の秒速が光の速度に対して、何分の1か、つまり何倍すると光の速度になるか分かれば求まります。
例えばボイジャー2号の速度はWikipediaによると秒速15.374kmとありますから、ボイジャー2号の速度を何倍すれば光の速度になるか求めれば出ます。

光の速度÷ボイジャー2号の速度
約19,500倍になります。光が1年かかって進む時間の約19,500倍となりますから、倍を年と置き換えると求まります。
#電卓
#CASIO
#1光年

CASIO DS-20
ネットを見ると現役稼働している写真を見ます。写真の電卓は30年ほど前、会社から支給された電卓です。
■電卓の経歴
CASIO 電卓 DS-20。1980年代後半から1990年代前半の主力製品です。日本製の電卓です。1990年代前半までは主力級に関しては日本製が主流でした。
電源は太陽電池のみです。電卓には3モデルあります。8桁10桁12桁です。写真の電卓は12桁です。
■特長
電源は太陽電池のみです。光がある間は表示を続けています。暗いところから明るいところに出すと意味不明な表示を出す場合があります。これは電卓のマイクロチップが誤動作を起こしているためです。ONキーを押すと元に戻ります。
キーは2色成形キーで刻印と異なり消えません。高速入力可能です。
■計算仕様
現在発売されているCASIO一般電卓と仕様は同じです。唯一異なるのは、12桁モデルで例えば1÷65536×65536=の結果は現行モデルでは1になります。この時代のモデルでは1にはなりません。
■俗に言うCASIOコマンド
ON,1,3,7を同時に押すとCASIOの7セグメント表示がされます。これは正当性評価のためのものです。2000年代後半の発売から搭載されたものと思われます。当然ながらこの電卓では表示されません。
#電卓
#CASIO

CASIO HR-8RC
廉価版プリンタ電卓。算式通り入力の電卓。150ステップの履歴記録、二つの通貨換算機能があります。
計算仕様は、昭和時代の電卓を踏襲していると思われます。
次の計算をしてみました。
1÷65536×65536=
現在発売されている12桁のCASIO一般電卓は、例に挙げた計算が行うと1が表示されます。昭和時代に発売されたCASIO12桁一般電卓と、CASIO以外の12桁一般電卓では1になりません。

電卓の表示桁からはみ出た数値が切り捨てられます。1÷65536と操作すると、0.00001525878と表示がでていても、0.0000152587890625
がそのまま内部で保持されているのがCASIOの一般電卓です。
1にならないのは、
0.00001525878×65536=
を計算しているからです。
以上のことから、このプリンタ電卓は、昭和時代のCASIO一般電卓の仕様を引き継いでいると考えられます。
#電卓
#CASIO
答えは1億。8桁電卓で演算させるとこのような表示になる。

E1.0000000。百均から電卓メーカーで手に入る8桁電卓はほとんどこの表示になる。古い電卓や旧モデルのキヤノン、シチズン電卓の一部は、E 1.という表示になる。
これは、8桁の表示範囲から溢れたことを意味する。(桁溢れエラー)この場合は、上から8桁を表示している。電卓説明書には《概算計算》として記述されている。8桁電卓の場合、答えが9~16桁になる数値は、頭から8桁の概算表示に切り替わる。それでは小数点は何を意味するのかと言えば、億の単位を示している。例えば、E12345678.と表示されいれば、1234兆5678億を意味する。
C,CE,CIキーでエラー表示を解除して表示された数値を計算に使える。ただし、この数値は、1億ではなく、単に1である。これに1を加えたら2なり、1を減じれば0である。乗除算次のように使える。
(例)
99,999,999×99,999,9999の次に×を押すと、エラー表示の後、C,CE,CIを押して、さらに99,999 999=と操作すると、E99,999,997が表示される。何を意味するのかといえば、小数点が兆を意味する。関数電卓で、99,999,999の3乗を操作してみよう。9.9999997の10の23乗、24桁の数値になる。概算値と乗算計算できるのは、8桁電卓では8桁まである。この繰り返しを使えば、何百、何千桁まで求めることが可能である。ただし、累積していく度に誤差が広がるため、有効桁が減る。
除算は9~16桁までの範囲で、8桁の範囲までで割ることができる。この場合の小数点は億の単位と読み取る。
65536×65536÷と操作し、エラー解除し、65536
=とすると、0.0006553と表示される。この時の小数点は、億の単位であり、概算で65,530と読み取れる。
最後に、8桁電卓の操作で、例えばこのような操作をすると、E 0.が表示される。
(操作)
10,000,000÷0.0000001%
これは、何を意味するかといえば、答えが17桁になり、概算桁許容範囲を超えたからである。つまり、桁溢れの桁溢れは、計算不可能である。この表示は、0除算でもでる。この0は、0ではなく、計算不可能を意味する。
#電卓
#オーバーフロー
#概算
#0除算
電卓の入力も、五本の指を使って入力するのが望ましいと、簿記などの電卓活用書に記載されている。別名ホームポジション。QWERTYキーボード入力で望ましいつまり効率的に入力する方法として記載されている。最も一本指で入力しても問題はないが、効率と見栄えが落ちる。
電卓の場合も、五本指をフル活用して入力すると高速入力もできて格好も良い。私事になるが、怪我をして手先が麻痺になるまでは、電卓の入力は二本指だった。実はこの入力方、小学校時代そろばんを習っていたため、右手で鉛筆を持ちながら珠を弾いていた頃の名残である。
左手でそろばんの枠を持って枠、右手で鉛筆を持ちながら玉を弾く。このクセが抜けないのである。残念ながら現在は、手先が麻痺していて、鉛筆を握りながら二本指で入力することができなくなった。現在は一本指で入力している。
片手で鉛筆を持ちながら、二本指で電卓を入力するのは、あまりお勧めできない方法らしい。多分専門学校に行けば矯正させられると考えられる。
電卓の入力法は、五本指が望ましい。片手で伝票をめくり、右手は筆記具を計算の度に置いたり取ったりするというのも、調子が取りにくい。
私の場合は、慣れた方法で入力したら一番効率的と言う。しかしあくまでもこれは我流、我流は特に嫌われる。専門学校及び商業高校で電卓を操作する場合は基本に忠実、我流はやらないが高得点を取る秘訣である。
#電卓
#障害者
ここではサインチェンジキー(+/−)キーがある電卓については説明します。
オールクリアキーを押すとご破算状態つまり0になります。この状態でサインチェンジキーを押してみましょう。
SHARP(百均電卓を含む) −0
CASIO,CANON 無反応0のまま。
次に小数点キーを押して、サインチェンジキーを押してみましょう。
SHARP,CASIO マイナス0
CANON 無反応0のまま。
0.0と入力してサインチェンジキーを押してみましょう。
CANONは反応しませんでした。小数点以下すべて0で埋めてサインチェンジキーを押しても無反応でした。
このことから、CANON一般電卓は、0か0のあとに小数点キーを押し、0を1つから入力できる範囲で埋めても、サインチェンジキーは受け付けない仕様だと分かりました。
#CASIO
#電卓
#CANON
#SHARP
#仕様
CASIO一般電卓のメモリ機能はSHARP愛用者がCASIOはダメだと言わしめるメモリの仕様があります。
《
定数計算とパーセントキーを組み合わせ、メモリキーを押すと、メモリキーが=として働いてしまう。
》
構成比計算をする場合、定数計算とパーセントとメモリを使います。メモリには各項目の百分比を累積させ、MRを押すと100もしくは100に近い値になります。
計算例
10+20+30=
÷÷
10%,M+
※非CASIO電卓は÷1つ。
M+を押すと0.27777....が格納されます。M+を押すと余計に計算します。GT付きの電卓なら=押せばと思います。これも連動してしまいます。
この仕様を嫌い、CASIO派欠陥商品だとネットに発信する人もいます。メモリを使った構成比を頻繁に計算する方は、分かりやすいSHARPなどの電卓を使うといいでしょう。
この仕様は欠陥商品ではなく、%キーの仕様によるものです。詳細は別の機会に書くこととします。
#CASIO
#電卓
#仕様
loga(xy)=loga(x)+loga(y)の関係になっています。関数電卓のlogキーは、底を10になっています。
log2=、従来型関数電卓では、2,logと操作すると、log(10)2の近似値を表示します。
このキーを用いて、乗算をしてみましょう。
log2+log3=と操作してみましょう。0.7781512504が表示されます。この値を、10のべき乗キーを使って求めてみます。
CASIO関数電卓
10のべき乗キーAnsキー
従来型関数電卓
10のべき乗キーを押す
すると6が表示されます。
log(10)6=log(10)2+log(10)3
という結果が導かれました。高校時代、受験や試験に追われ、ひたすら問題を解き、受験が終わったら忘れるという数学だった記憶があります。
対数は天文学者の寿命を伸ばしたと聞きます。教科書に触れられていた記憶があります。しかしなぜ寿命伸ばしたのかは詳しく触れられていませんでした。
#電卓
#CASIO
#関数電卓
#対数
1未満どうしの乗算
12桁の電卓にて次の計算をしてみましょう。
0.888888×0.999999=
答えの表示は、0.88888711111になります。
それでは一端ACを押し、
0.888888×0.999999×10=と操作してみましょう。
CASIO一般電卓ではこのようになります。
8.88887111112
CASIO以外の一般電卓で同じ計算をしてみましょう。このようになっています。
8.8888711111
これは電卓の仕様で、説明書にも触れられていないと思われます。
CASIO一般電卓の場合、このように計算すると、CASIO以外と同じ結果になります。
0.888888×0.999999=×10=
この例題0.888888×0.999999=0.888887111112
になります。CASIO一般電卓は、内部演算で、0.888887111112の値を保持しています。
この内部数値は、=もしくはメモリを押すと電卓表示からはみ出た数値が切捨てられます。
#電卓
#CASIO
#仕様
【電卓】1光年を計算する
1光年は約9.46兆キロメートル。13桁の数値となります。12桁を超える電卓ならば、真空中の光の秒速299792.458km、1日の秒数86400秒、1年365.25日を掛け合わせると一の位まで求まります。

関数電卓で計算すると指数表示になります。12桁までの電卓でそのまま数値を入れて掛け合わせると、桁あふれエラーを起こします。
概算でよければ、真空中の光の秒速299792.458km、1日の秒数86400秒の数値を1万で割った値を掛け合わせましょう。
※12桁電卓での計算 29.9792458×8.64×365.25≒94607.3047258
最後にこの数値を1万で割ります。掛け合わせる数値のうち、1年の日数を1万で割っていないからです。
9.46073047258と表示されます。それでは、この小数点の単位は何とみなして良いでしょうか。
1万は10の4乗です。この例の計算は、10の4乗を3回掛け合わせたと同じになります。指数の掛け算は、足し算になりますから、4+4+4=12、10の12乗となります。1のあとに0が12つく数値は兆に当たります。よって、1光年は、約9.46兆キロメートルになります。
一番近い恒星《ケンタウルス座アルファ星》は、約4.3光年、キロメートルにすると気の遠くなる距離です。
#電卓
#光年

CASIO DS-20
ネットを見ると現役稼働している写真を見ます。写真の電卓は30年ほど前、会社から支給された電卓です。
■電卓の経歴
CASIO 電卓 DS-20。1980年代後半から1990年代前半の主力製品です。日本製の電卓です。1990年代前半までは主力級に関しては日本製が主流でした。
電源は太陽電池のみです。電卓には3モデルあります。8桁10桁12桁です。写真の電卓は12桁です。
■特長
電源は太陽電池のみです。光がある間は表示を続けています。暗いところから明るいところに出すと意味不明な表示を出す場合があります。これは電卓のマイクロチップが誤動作を起こしているためです。ONキーを押すと元に戻ります。
キーは2色成形キーで刻印と異なり消えません。高速入力可能です。
■計算仕様
現在発売されているCASIO一般電卓と仕様は同じです。唯一異なるのは、12桁モデルで例えば1÷65536×65536=の結果は現行モデルでは1になります。この時代のモデルでは1にはなりません。
■俗に言うCASIOコマンド
ON,1,3,7を同時に押すとCASIOの7セグメント表示がされます。これは正当性評価のためのものです。2000年代後半の発売から搭載されたものと思われます。当然ながらこの電卓では表示されません。
#CASIO
#電卓
#日本製
逆数キー
関数電卓には装備されている逆数キー。一般電卓には、かつて装備されていた機種も存在しました。
定数計算を用いると可能になりますから省いても良かったと思ったのでしょう。
一般電卓にもう1つ欲しい機能は逆数キーです。これがあると反比例が定数計算でできるようになります。
現在の一般電卓の仕様では、反比例の式、y=k÷xのkを定数としてセットできません。CASIOもSHARPなどもkを定数としてセットできません。
逆数キーがあれば、y=k×(1÷x)と乗算にでき、乗算定数計算の仕様、kを定数としてセットして計算できます。

かつて販売されていた学習用電卓には逆数キーがついていました。これは定数計算機能を用いて反比例の式が計算できるようにつけたとも言えます。
#電卓
#CASIO
小人にされ、ガチョウに乗ってスウェーデン中旅行した《ニルスのふしぎな旅》。いったい、どれぐらい縮小されたのだろうか。
日本語訳された小説には記載されてはいない。1980年NHKで放送されたアニメーション版から推定してみる。
Google画像検索で鳥の全長と対比できるものを探した。

小人の身長と鳥の比は1対5〜6と見積もられる。ここでは1対6とする。
ガチョウの全長が見つからなかった。小説にも登場するハイイロガンの全長をWikipediaで調べる。


76〜89cmとある。6で除すると、12.67〜14.83cmと求まる。
主人公は14歳と書いてあるから、スウェーデン人の平均身長体重がわかれば、縮小率が推定できる。
その資料は持っていないから、《文部科学省「平成30年度 学校保健統計調査」確定値報告値:男子の身長の年齢別平均値は、14歳165.3cm》とある。ハイイロガンを全長82.5cmと仮定し、6で除すると13.75cm。ここから12分の1に縮小したと推定できる。
体重は、同じ調査によれば、54.0kg。12分の1に縮小したとなれば、体重から12の3乗、1728で除する必要がある。体重をグラムにして計算すると、31.25gが導かれる。
さて、13.75cm,31.25gの小人をハイイロガンに騎乗させ、仮に時速60kmで飛行した場合どうなるのであろうか。興味があったらぜひ計算して結果を報告して欲しい。
#電卓
#ニルスのふしぎな旅

CASIOツイン電卓
表示窓が2つある電卓。2011年新発売から10年。特殊機能電卓としてカシオのホームページに現在も載っています。
この電卓には一般電卓についているメモリーキーが見当たりません。その代わりをするのは、∧∨キー。このキーを押すと、それぞれの表示されている画面の数字を転送します。
現在、表示されている数値の転送ができるというのは案外便利です。計算中にこの数字を記憶させたいとメモリキーを押すと、計算された結果がメモリに格納されます。
メモリキーは、押すと同時に、=、数値格納するようになっています。現在発売されているすべての一般電卓はどのような仕様になっています。
どうしてこのような仕様になったのかはわかりません。考えられることは、複数の単価×数量の総計を求める時に、単価×数量=M+とするよりも、単価×数量,M+とするキーを押す回数が減る考えて設計したのではないかと推察されます。
∧∨を用いて、数値が転送できる機能は、上画面を計算に用い、定数計算モードに入った場合は、無効になります。下画面を定数計算の数値として表示するためです。
定数計算モードで∧∨を使いたい場合は、計算切替で、下画面を計算を行います。

一般電卓のメモリー機能と仕様が異なりますので、一般電卓でのメモリー計算をこの電卓で行う場合は、手直しが必要です。
例
√(10の2乗−5の2乗)
一般電卓
MC(Mが点灯している時)
10×,M+
5×.M-
MR
√
ツイン電卓
計算切替で上画面
10×=
計算切替で下画面
計算切替で上画面
−
∧キー
=
√
ツイン電卓は、計算式によっては一般電卓よりも手順が多くなる場合があります。ただし、何を記憶させたか見える、別々の画面で同じ計算を行って検算ができるという、2画面ならではの利点があります。
#CASIO
#電卓
#ツイン液晶
Amazonの購入者電卓レビューで目を引く記述があった。
(製品)

右シフトキーの仕様が違うという意見だった。
《
例)123,456×113.45=14,006,083 →キー3回 14,006,000にしたくても下3桁の入力をしようとしたら全て消えてしまいます。
×1000すれば使えないことはないのですが、無駄な手打ちが出てきて面倒くさいです。
CASIOではできていてすごく便利だったし、日常で使う機能なだけにすごく残念です。
》
=キーを押した後、右シフトキーを押し、その後が数が追加できるか。CASIOではできるとあった。もちろんできる。
(例)
123,456×113.45=14,006,083.2
右シフトキー3回 140,060
00を置数 14,060,000
手元にあるSHARP電卓でこれを行うと0と表示される。つまり、表示された答えをに対して、右シフトキー操作後に置数キーを押すと、
・数値を追加できる・・・・CASIO,CANON
・表示された数値を消去して新たに数値を置数する・・・SHARP,SHARP系
という仕様がある。電卓の仕様は奥深い。
#Amazon
#仕様
#CASIO
#SHARP
#電卓
カシオ主力関数電卓に搭載されているPreAns。
これまで一時的答えを記憶するAnsがついている。さらにひとつ前の答えを記憶ためにPreAns。
2つの計算の答えを数値を別の計算に代入して使える。説明書には詳しく書いていないために、使い道を考えた。
入力した計算式を記憶する機能CALCを組み合わせる。繰り返し計算に威力を発揮する。
消費税8%増税の時に5%との差額を求める電卓が売り出された。この電卓を数式を入力する。
A×1.08:A×1.05:PreAns-Ans
を入力し、CALCを押す。
あとは、A?が表示され、あとは数値を入力すればよい。
数式は、電源を切るまで有効である。
#電卓
#関数電卓
#活用法
#CASIO
多桁計算をしよう。
123,456,789,012+999,999,999
8桁電卓2台で15桁の加減算が可能。左は8桁、右は7桁使う。
【置数】
左 12345 右 6789012
+左 99 右 9999999
---------------
左 12444 右 16789011
右が1000万以上の場合は、左に1加え、右から1000万引く。
+左 1-右 10000000
---------------
左 12445 右 6789011
右が1000万以上の場合は、左に1加え、右から1000万引く。
+左 1-右 10000000
---------------
左 12445 右 6789011
答:124,456,789,011
減算は、反対の操作。
123,456,789,012-999,999,999
【置数】
左 12345 右 6789012
-左 99 右 9999999
---------------
左 12246 右 -3210987
右が1000万以上の場合は、左から1引き、右から1000万加える。
-左 1 +右 10000000
---------------
左 12245 右 6789013
答:122,456,789,013
2つの数の加減算、繰り上る数は1のみ。繰り下げる数も1のみ。
#電卓
#活用法
MS-EXCELにて作成した表を電卓で検算するのはおかしい。そもそも電卓は正確かと言うものが出てくる。表計算で作った表、うっかりセルに入っていた計算式を消してしまった場合、答えが違う。顧客や取引先、投資家に間違いがあってはならない。念には念を入れるわけである。
それでは電卓が正確かと主張するものもいる。正確に疑問を持つものは、誤算するか端数処理の誤差を言うのだろう。購入したものがいきなり誤算すれば、故障、修理対象。誤差は故障とは違う。加減算に至っては、会社で扱う整数値(金額)の範囲では、計算したら1円誤差があったは入力を誤っているか電卓の故障。
それでも電卓が信じられない、表計算が正確だと言うならば、答えは1つ。《聞き流す》ことである。
#Excel
#電卓
#検算
電卓説明書で《概算表示》という説明がある場合は、電卓の表示桁を超える数値になったことを示す。《オーバーフロー》または《桁あふれ》とも言う。
10桁の電卓において、10桁を超える数値になった場合は、小数点表示とEまたはERRORを表示し、キー操作の受付を止める。
関数電卓では、指数表示となる。表示方法は、1以上、10未満の数値と10の何乗の何乗部分である。
一般電卓は、指数表示は考慮に入れない設計。現在のすべての電卓は上位桁から表示するようになっている。例えば、10桁の電卓で答えが12桁となれば、3桁〜12桁を表示する。
答えが123,456,789,012ならば、E12.34567890と表示される。
小数点表示にしているのは、指数表示とは若干異なり、8桁ならば、ここが8桁、10桁ならば、ここが10桁、12桁ならば、ここが12桁を示している。また小数点表示しておかないと、12桁の数値がそうでないかが紛らわしい。
概算表示となった場合は、小数点の部分を次のように読み替える。
8桁は億を示し、10桁は、100億を示し、12桁は兆を示している。
概算表示には、1つ例外がある。10桁の電卓は、概算表示できるのは20桁までである。計算によっては、20桁を超える計算がある。
10桁の電卓でこのような操作をしてみよう。 1,000,000,000÷0.000000001%と操作した場合である。答えが21桁になり概算表示可能桁を超える。この場合、お手上げを意味する、Eと0を表示する。
オーバーフロー解除
電卓の表示桁を超える数値になると桁あふれ(説明書によってはオーバーフローエラー)と言う状態になる。
概算表示の表示中、置数訂正キーを押すことにより、エラー状態を解除することができる。解除した数値は再び計算に用いることができる。
エラー解除された数値、これはどういった扱いになるのであろうか。
例えば12桁の電卓の場合、答えが12桁を超えるような数値でオーバーフローエラーになった場合、概算表示は13桁から24桁となる。
オーバーフローエラーを解除した場合、表示されている数字は12桁以内の数値である。
試しにお餅の電卓で表示桁いっぱいに9を入力し、その次1を加える計算をしてみよう。ここでは見やすくするため8桁の電卓で示す。
SHARPなどの電卓
99,999,999+1=
CASIOの電卓
1++99,999,999=
操作すると、E1.0000000か、E 1.と表示される。現在の一般電卓はほとんど前者である。後者の表示は主にCITIZENの電卓で起きる。
この時の答えは概算で1億である。次にエラー解除をしてみよう、Eの表示が消えたら、=を押す。すると、どのような表示になるだろうか。
結果は2になる。さらに=を押すと3と=を押すたびに1が加わっていく。結果的に1+1の定数計算と同じ計算になる。
一般電卓は関数電卓と異なり指数表示で持っていないため、オーバーフローの数値は、エラー解消と同時に、電卓の表示桁内の数値となる。
概算表示でも大きな数値を扱いたい場合は関数電卓の登場となる。三角関数や対数などの関数を使う以外にも概算の大きな数値を扱う計算に便利である。
概算計算
オーバーフローした数値は、エラー解除すると電卓表示表示桁以内の数値になる。
小数点を読み替えることにより、乗除算においては、大きな桁の計算も可能である。
乗算においては、電卓の桁数を超える同士の計算は概算にして計算をする。その時小数点は億または兆あるいは京として読み替える。10の何乗としても良い。
除算においても、乗算と同じ手順をとる。注意点は、計算結果が0になる場合があること。
例えば、8桁の電卓でこのような計算をした場合である。
1÷10,000,001
この場合は電卓の小数が表示桁を超えるから、0とみなされる。
これらを注意すると、電卓の表示桁を超える概算計算ができる。
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